「勝手に大人たちが進めていっていることに、凄い怒りを感じる。国民の大多数はこんなことを認めていないということを政府へ伝えたい」――。

 6月14日、若者ら約3500人(主催者発表)が、若者たちでごった返した日曜日の渋谷で「戦争法案」に反対するデモを行った。デモ隊はサウンドカーでヒップホップのリズムに合わせて「憲法守れ」「戦争反対」「安倍は辞めろ」とシュプレヒコールをあげ、路上の注目を集めた。

 

 サウンドカー上でスピーチした中央大学2年生の男性は、「憲法を無視して勝手に戦争を始めようとする安倍政権は絶対に許せない。僕らは平和に生きたいと思っている」と訴え、戦争法案に反対を表明した。

 さらに、大学で戦争法案に関するアンケートを集めて270人から回答を得たと話し、「戦争法案は誰にもメリットがない、憲法9条を守ってほしい、戦争には反対、茶番はやめろ安倍――。アンケートでは、多くの学生が戦争法案に反対していました。これだけの平和を無視して戦争に向かう安倍政権は許せない」と怒りの声をあげた。