遠き日の思い出
在りし日の
吉本夫妻
岳と悠が
産休明けの赤ちゃんから
米本を引っ越すことになった
5歳の日まで
二重保育をしてもらった
朝6時に保育園前のお宅に伺い
ふたりをあずけた
夜7時うす暗い道をいそいで
吉本さんちのベルを鳴らした
おふたりの好意がなかったら
わたしは仕事を断念していたのだろうか
ぼくにはおじいちゃんおばあちゃんが
3人ずついると思っていた た~ちゃん
幼子たちにそのように接することのできた
おふたりに感謝の気持ちでいっぱい
大きくなった
岳と悠を連れて
おふたりを
訪ねることが
できなかった
それがかえすがえすも
悔やまれる